伊健、チャリティについて語る
鄭伊健&蘇玉華 幸せを伝える
香港人は日々仕事に追われ、ある者は名誉のため、ある者は少しでも多くのお金を稼ぐために、またある者は家や車のローンを払い、妻子を養うためにと、目的は違えど、大して差のない生活を送っていて、心の奥底ではある種の生活に対する不満を抱え、多くは自分が何も得ていないと感じているが、実は既に幸福であるということに気づいていない。これこそが、鄭伊健(イーキン)と蘇玉華(ルイザ)が先日カンボジアへ訪れた後に感じたことでもあるのだ。
芸能人がチャリティ組織の親善大使を務めることは、もう珍しいことでもないが、自ら発展途上国を訪れ、自分が援助している子供に会うのは、伊健とルイザが初めてであろう。
自分の幸せについて思う
先日、伊健とルイザはプラン香港の親善大使に任命され、子供を援助する以外に、協会職員と共にカンボジア・シアムリアップ地区を訪れ、自分が援助する子供に会ってきた。
出発前、ちょうど映画撮影で忙しく、毎日くたくたに疲れて家に帰ってくると、この訪問団に参加しないことも頭をよぎったのだが、何度も考えて、伊健はようやく出発の日取りを決めた。今思い返してみると、彼はその日の自分の決断を光栄なことだったと笑う。
「元々、自分の人生における全ての体験よりも、このような公開イベントによる体験のほうが印象が強く、その過程で自分の目で貧困に苦しむ生活を送る人々を見てきた。香港では、胃潰瘍にかかったらちょっとした簡単な手術を受ければ全快するのに、カンボジアでは病気にかかることが命取りになりかねない。今、医療や生活環境が劣悪な状態にありながら、彼らはそれでも笑顔でいられる。このことによって、自分の生活を振り返って、自分の生活はなんて幸せなのだろうか、もっと周囲の全てを大事にしなければという想いを禁じえなかった。他人を手助けするということは、実は自分を助けるということに他ならない」
伊健は言い聞かせるように語った。
家族で年越しをする機会がない
伊健の援助する孤児・エイデンは、両親が二年前にエイズにより亡くなり、おばさんの家に引き取られて暮らしている。エイデンはたった一人で両親の死を看取り、人に預けられて、辛いことを心の奥底にしまいこんでいる。彼を笑わせようと、伊健はお絵かきツールを持ち込んで絵を書くことを教えたが、いつも彼に笑顔でいるよう話したそうだ。「この子は両親と年越しを過ごしたくてももう機会がない、香港では多くの人が年末になっても家に帰らないこともある。香港人は本当に幸福なのに!」
「今回の行程ではエイズ患者とも接触がある、出発前には同行する友人たちもみな心配していたが、僕は資料を集めてエイズに関する報道には誇張や間違いがあることを知っていたし、十分準備をして会いに行ったから、心配はいらない」このようにして平常心をもって訪問した彼は、子供たちとおしゃべりしたり、歌ったり、ゲームをしたりして、一人一人から無邪気な笑顔を引きだしていた。
想像よりも遥かに不幸だった
以前、ルイザは自分の援助する子供と手紙のやりとりをしていて、今回は初めて直接ふれあうことができたため、感動もひとしおだったようだ。「以前援助していた子どもたちは、ただ寄付をしただけで、今回は会う機会をもらえて、彼女を抱きしめることもでき、実感がわきました」
彼女の援助する女の子は9歳のシーダ、一家9人はほんの20平米にも満たない、瓦もなく竹の葉で作った屋根のあばら家に住んでいる。両親は畑を耕し、毎日わずか15香港ドルほどの収入しかない。生活環境は劣悪で、きれいな水も食料も乏しい。シーダは体が弱く、常に病気をかかえているが、お金を節約するため、つまり病気になっても医者にみせることもできないでいる。
出発前、彼女はたくさんの資料を集め、現地の環境や状況について基本的に理解し、心の準備を整えた。しかし、現地に着いてみると、目の前の状況に彼女は愕然となった。それは、彼女が想像していたよりもさらにひどい状況だったからだ。
「現地の人々の生活状況は、私が考えていたよりももっとひどかった。私の想像が及ばなかったともいえる。例えば、彼らの住居は非常に粗末なもので、雨が降るたびに部屋中が水浸しになる。ベッドもなく、床板の上に直に眠る。眠っている床板には隙間がたくさんあるから、子供たちが不注意で床下に落ちることもある。また、消毒された飲み水もないから、彼らは毎日水を奪い合っている」溜め息とともに彼女は語った。
彼らの態度が私を動かした
訪問中、ルイザはずっと問いかけていた。「どうして彼らの生活環境はこんなにひどいのだろう?どうして政府は彼らを助けてくれないのだろう?どうしてこの社会では貧富の差がこんなにひどくなってしまったのだろう?」
ルイザは言う。「彼らに罪はない、選択の余地がなかっただけ。たとえ生きる環境がこんなに大変でも、彼らは頑張って生きようとしている、この態度が私にとっての大きな推進力になりました。彼らを助けたい、基本的な生存の条件を勝ちとってほしいと思うようになりました。」
慈善事業は多ければ多いほどよい。彼女は、一人一人がチャリティを行う義務があると思っている。「香港は豊かな社会であるけれども、社会にはまだまだ多くの貧しい人や手助けを必要としている人がいる。だから私は機会をみつけてはチャリティ活動に参加して、公衆の注意をひきつけたいと思っている。また、プラン香港がどのようにして発展途上国の子供たちの生活を改善しようとしているか知ってほしい」
チャリティを行うことによって幸せになる
いわゆる香港は「人情は紙のごとく薄い」社会と言われているが、実際は世界各地で転変地異が起こるたび、人々は自然に組織を立ち上げて、短時間のうちに被災者へ巨額の寄付を送ったり、体力のある者は現地へ飛んでボランティアをしたりさえする。
伊健は言う。「僕は、香港人は本当は冷淡なわけではなく、ただ仕事や生活のプレッシャーが大きいために、自分が幸福なのだということを忘れているだけだと思う。機会を見つけてチャリティ活動に参加すれば、自分が幸せな人々の中にいて、良い行いをすることもできると気づく。」
チャリティに参加することが人にとって精神的欲求であるというのは、チャリティに参加することで、具体的には説明できない幸福な感覚を体験することができるからだ。
ルイザは言う。「人として生活はとてもシンプルなもの、生活必需品は実際はそれほど多くない、私たちもいま抱えている不要なものを捨てることができるし、しかも、生活の質は精神的に得るものの多さによって決まり、決して持っている物質の量によって決まるものではない」
体を張って
伊健とルイザはプラン香港の大使という重責を背負って、来週日曜日(3月4日)海洋公園で開催される「培你童行」チャリティウォーキングイベントに出席する。このイベントによってプラン香港に寄付された全ての収益は中国、カンボジアとアフリカのケニアで、現地の児童の生活改善に使われる。
ルイザは言う。「私はいつも自分のfacebookで今度のチャリティイベント参加にについて話していて、他の人に勧めているわけではないのだけれど、当日の参加者に会ったら、私から発信したニュースによってこの組織と活動に気づいてくれたんだなと思えて、彼らを応援すると思うし、私にとっても嬉しいことよ!」
伊健とルイザはこの活動中、多くの社会の真実を見る機会を得て、その中で自分が大変恵まれていることを実感し、チャリティを続けていく上でのさらに大きな原動力を得た。
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本日行われたイベントは、お天気もよく、無事終了したようです。
伊健とみんなで撮った写真をFacebookで見ましたが、みんな元気そうでした。
で、チャリティが終わったらしっかり海洋公園で遊ぶと。
まだ行ったことないのよ~、いいなあ…。
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