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2007.10.24

スリーアミーゴス

今晩は、香港映画祭・オープニング上映の「鐵三角」をみて今帰宅したところです。

日付が変わってますがつまり一杯飲んで帰って来たということで。。詳しい話はまた改めて書きますが、とにかく面白い!こんな楽しい映画久しぶりでした!徐克、リンゴ・ラム、ジョニー・トーの三人がやりたいことをやりたい放題、しかも楽しんで作った結果がこの映画。楽しくないわけがない。
三人そろってレッドカーペットと舞台挨拶にも登場したのですが、一杯ひっかけてきたのではないかというくらい超リラックス、しかも仲良しオヤジたちはグルメ三昧らしく「日本に来ておいしいもの食べられて満足です」「冬の香港のお勧めは火鍋にBBQにニコラスん家の子守りにジャッキー邸」…ってこらー!映画の話は無しかい!四人もそろった香港を代表するイケメン俳優たちが霞むくらいの存在感でした(爆)。
すみませぬ、かなり酔いがまわってるのでひとまずこれにてm(_ _)m


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昨日のレポです。

オープニング上映の前にセレモニーもレッドカーペットもあるというので、会社を4時に早退し、5時にはオーチャードホールの前についたのですが・・・。
レッドカーペットの前には既に3列ほどの人の壁ができており、このままでは何も見えん!な状態でした。がっかり・・・。でも根性で陣取ってちょっとでも見られればいいなと思ってたのですが、結局雰囲気だけで終りました。まあいいです、まつりだから。行くことに意義がある(笑)。
おかげでまたも有線電視のケビンを発見しました。今回遭遇率100%(馬笑)。


今回はプレリザーブで席を取りました。わりと前のほうの席でしかも端だったのでどうかと思ったのですが、映画も見やすいし舞台にも近くてセレモニーも堪能できました。


舞台挨拶がある意味秀逸でしたね。
何がって、監督三人・・・。

まず、来賓の挨拶のあと、さっそく「鐵三角」から徐克、林嶺東、杜琪峰の監督三人と、主演の古天楽が紹介されました。通訳はいつもの周先生。監督たちは非常に古いつきあいで、なおかつ仲がとても良いということだったのですが、見ててよくわかりました。並んでるだけで妙に嬉しそうな三人。挨拶ひとつするにしても全員食べ物の話に終始(爆)。林嶺東監督によれば、着いた日には和食を堪能し、映画祭当日は徐克監督の案内で韓国料理を楽しんだとのこと。杜琪峰監督は「日本にくると世界各国のいろいろな料理が食べられてうれしい」。どんだけグルメを堪能したんだか・・・。

気を取り直して、映画のことについて聞かれると、もともとのアイデアは徐克監督から出て、すぐ二人に電話をしたところ乗ってきてくれたので始動したこと、ファーストシーンを撮った徐克監督がいろいろ問題山積にしたものを、林嶺東監督が受け、杜琪峰監督がまとめたこと、後者二人にとってはリレーは難しいというよりも、いろいろヒントをもらえ、自分なりに発展させることができたのでかえって楽しかったとのこと。
そのあと、「三人の異なる監督の演出で苦労したことはありませんでしたか」との質問に、いつもはワル全開な古天樂も「いい機会でした」などと優等生なお答えでした。

ひととおり紹介が終ると、今度は「男兒本色」の主演俳優、謝霆鋒、房祖明、余文樂の三人が登場。オッサン4人は後ろに下がりますが・・・ここからもうやりたい放題(大爆笑)。舞台上で最初は手持ち無沙汰にしていたオッサンどもは、こんどは後ろで突つき合ったり、おしゃべりを始めました。何話してたんでしょうか・・・気になるわ。
かと思えば会場に向かって愛想ふりまいてみたり(笑)。今回一番上機嫌だったのは杜琪峰監督だったのではないでしょうか。終始ニコニコ、フォトセッションの時も一人ノリノリで手振ってました。

香港観光協会も後援していることから、「香港のお勧めの場所や食べ物を教えてください」、などという質問もあり、それについては、徐克監督が「西貢がお勧めですよ、海鮮もおいしいし、観光スポットもある」と答えてました。伊健もいつも西貢のことはおすすめしてますが、最近他のスターもよく西貢のことを勧めるようになりましたね。

そのあと、「杜琪峰の家に行って火鍋がいいよ」、「いや、BBQだ」などというツッコミの応酬があり、その路線は若手にも飛び火して「ニコラスの家に赤ちゃんを見に行く」、香港のことはあまりよくわからない、と言う房祖明には「お父さん(成龍)の家がいいよ、1日じゃとても見られない、ディズニーランドより広いからね」というツッコミも。また、なぜかお勧めの料理について「日本はヤキトリがうまい」というニコラス。・・・最終的に舞台上は無法地帯と化していました。開幕のカウントダウンセレモニーの時には、マイクの前にオッサンチーム、若手チームに別れてカウントダウンさせられていましたが、若手チームはそこでコーラスを始めたりして悪ノリするし、オッサンどもはつつきあってるしで緊張感ゼロ。(いちおう政府の偉いさんとかメディア・アジアの社長とかが来てるというのに・・)

そんなわけで、私の頭に浮かんだのは「鐵三角」というより「スリーアミーゴス」ですた(笑)。

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さて、緊張感のない舞台挨拶の話はこれくらいにして(でも近年まれにみる豪華さだったから、すごい満足!)映画のほうについても。とはいっても、書きたいことはぜんぶネタバレにつながるので難しいです。
あえてストーリーや細部にふみこまないように気をつけて書いてみます。

手法としては、まさに「起承転結」のお手本のような構成になっています。
最初のパートが徐克監督。もともとの構想が彼の手によるものなので、「起」の部分を全面的に負っています。主要な登場人物はまずここで全て登場します。また、彼等のバックグラウンドなども見せますが、それはほんの一部分だけなので、ちょっとミステリアスな雰囲気もあります。冒頭のインタビューでは「困らせようと思ってたくさん問題を残したまま林監督へバトンを渡した」と語られていましたが、それを受ける「承」の林監督・・・うまいです。サスペンスが一転、激しいアクションの一方でかなりロマンチックなシーンもあり。三人の部分でどれが一番好きか、ときかれたら、意外に思われるかもしれないですが、私は林監督の部分が気に入りました。そして、「承」だけでなくラストに向けての「転」もあります。「結」を受けるのは杜琪峰監督。もうこれはいつもの杜監督ならではの演出で、見てるほうは大笑いしたりハラハラしたり。そして結末は・・一言で言えば「痛快」そのものでした。

出演俳優についていえば、どの俳優もどの役も実に生き生きしていてすばらしいのですが、特に悪徳警官を演じた林家棟・・・次に何をしでかすかわからない怖さ、そんなものがぴりぴり伝わってきます。うまいです。

香港映画のいいエッセンスをすべてつめこんだのがこの映画、コメディあり、友情あり、アクションあり、愛情あり。言葉がわからなくても十分楽しめる作品になっています。
映画を見た後の後味という点でいえば、インファナル・アフェアよりはずっと上。絶対元気になって映画館を後にできるはずです。単館上映とかじゃなくて、ぜひ大きい映画館でやってほしい。公開されたら絶対絶対また見に行きます!


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