覇王別姫
土曜の朝、といっても10時頃。
惰眠をむさぼっているところをMちゃんの電話で襲撃される(笑)。
「んが・・・もしもし??」
「いーたん、急なんだけど、今晩暇?京劇とか興味ある?」
というわけで、友達の代打で行って来ました。「覇王別姫」。
でも京劇じゃなかったんだけどね。バレエでした。
初めて生で見るバレエがこの演目だったというのも微妙?でも充分楽しませていただきました。
Mちゃんありがとう~!そしてご一緒してくださったKさん&Yさん、とても楽しかったです。ありがとうございました。
感想:
「覇王別姫」というと、京劇の有名な演目で、日本では張國榮主演の映画「さらば、わが愛」のほうが有名ですね。
バレエでも虞姫は二本剣を持って踊っていました。それを見たらなんかちょっと映画のクライマックスを思い出した。
項羽の愛妾、虞美人は折れそうに儚く美しく、でも単にきれいなだけでは済まない、意志の強さみたいなものを感じました。
男性ダンサー陣がみんな素敵でした。特に弁当箱のような胸板の項羽役のダンサーさんは、そこだけは私の好みにジャストフィットでした(爆)
ポスターやサイトを見る限り、繊細で耽美系の内容なのかな、と思わせといて、実際はギリシャ彫刻のような衣装と男性ダンサーの肉体。ううむすごい迫力だ。群舞の女性もみんな手足が長く体がしなやか。指先まで神経が行き渡ってて、うっとりしちゃいました。
やはり上海人は男も女も美しいという定説は当たってるのかな~と思う。
しかし、項羽の愛馬「碩」はどう見ても「レイザーラモンHG」だし(私の中でこの馬は、燃えるような赤毛で巨体の馬、という勝手なイメージがあったから余計に違和感が・・・)劉邦は「技芸天」に見える。そして踊りは誰よりうまく見えるのに超悪い人のオーラバリバリ。私は司馬遼太郎の「項羽と劉邦」からこの物語に入ったくちなので、劉邦が超極悪人イメージなのはどうにも居心地が悪い。項羽のイメージについてはブレはないと思うのだけどね~。
また、なぜか項羽&劉邦の男二人・ライバルの舞いは、微妙な感じだ・・・お互い目から妙なビームが出ている(爆)。項羽と虞美人の「愛のダンス」もかなり官能的な感じ。久しぶりに「何もしなくても充分エロい」という中華民族独自の表現世界を思い出させてくれました。全体的に演出の方向が独特というか、日本人が見るとうむむむと唸ってしまうところが多々あるのですが、技術はとても高いと思います。いや、上海、いろんな意味でおそるべし。
今週一週間公演中。興味のあるかたは当日券もあるそうですので行ってみてはいかがでしょう。
上海東方青春舞踏団「覇王別姫」
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